Works実家を引き継いでセカンドハウスに

About
築50年のプレハブメーカー企画住宅は、Tさんがかつて住んでおられたご実家です。既存建物の形状は整形で、増改築をされた様子もなかったので、構造部分は現状を維持することとし改修計画を立てました。
普段暮らすお住いは別にあるため、沢山の夢や構想に費やす予算には限りがあります。「空き家になった実家の売却も考えていましたが、親の残した財産をお金に換えるのも忍びなくリフォームに踏み切りました。
実家で暮らした頃の思い出を残しつつ、広い空間ができて親戚家族が集える拠点とすることができました。」とご本人。
リビングには南面にたっぷりと開いた窓があり、そこからテラス・畑へとつながるのどかな暮らしが想像できます。廊下や玄関をリビングに取り込むことで見違えるような広がりのある豊かな空間ができました。
最初は希望をたくさん盛り込みましたが、初心に立ち返り必要な部分を絞り、でも大切な部分は削ることなく、設計を変更しました。結果的に目指すところがはっきりしたように思います。
Data
- 工事種別
- 改装
- 所在地
- 宇治市
- 構造規模
- 鉄骨造2階建の1階部分
- 改装床面積
- 161.35㎡
- 施工者
- 株式会社北村工務店
- 竣工
- 2019年7月

空き家となって荒れていた庭もすっきり

玄関を入って正面に海外で集めたカーペットでお出迎え

玄関ホールに一つのコーナーができました

玄関ホールとリビングは元々区切られていました

大きな玄関ホールもリビングに取り込み一つのコーナーになりました。

キッチンは既存のものをそのまま利用、すっきりと白い世界に溶け込みます

リビングから座敷が見えます

リビングは手持ちの家具や趣味で集めた絨毯が生きています。 壁・天井は和紙貼り、床は杉板貼りです。

使い始めていろいろなコーナーが作られています

和室の内装はそのままにし、床の間にアクセントカラーを入れました。

和室からリビングがつながっていますが、これは元々の仕様です

[ 断熱補強の様子 ] 工事範囲は吹き付け断熱で覆い断熱・防露性能が格段に良くなりました。

トイレのアクセントカラーは紫です