山田 2022.12.15

Blog「門柱製作」私のすまいづくりvol.30

<門柱製作>

 引っ越しをして、1ヶ月が経ちました。以前の家に比べると格段に暖かくなり、断熱性の重要さを身にしみて感じています。引っ越し後は新居の整理と以前に住んでいた家の掃除に追われ忙しい日々を過ごしていましたが、それもようやく落ち着きました。これからは、ほったらかしにしていた外構を徐々に進めていこうと思っています。取り急ぎ必要なのがインターホンです。ドアをノックしてもらうようにしていましたが、室内が騒々しいとなかなか気づけませんし、配達の予定がある日は常に外を気にしておかないといけないため、面倒でもありました。門柱の設置位置は概ね決めていたため、インターホンや外灯に必要な配線はすでに配管されており、後は門柱を作るだけでした。門柱はアルミの支柱を2本立てて、その両面に杉板を貼る単純なものですが、いざまじめに計画してみると結構手間のかかる作業そうです。必要となる材料は以下の通りです。

・アルミ支柱60角(ホームセンターではあまりおいていないためネットで注文)
・コンクリート製フェンス基礎180mm×180mm×450mm(ホームセンターで購入)
・杉板t15(余った床板を利用)
・笠木 桧t25(余った材を利用)
・ステンレスビス

 作業の工程としてはまずは板材を塗装します。半日乾燥させたら2度目の塗装をします。最近は日が短いのでここまでで1日が過ぎてしまいました。休みの日を使って作業をしているので次にしっかり作業ができるのは一週間後ですが、そうそう待ってもいられないので、朝の仕事前の時間を使って少しづつフェンス基礎を埋める穴を掘っていきます。ある程度の深さまで掘れたら、フェンス基礎を埋めて高さを確認します。実際に埋め込んでみると案外深さが足りなくて、何度か同じ作業を繰り返すことになりました。基礎一個が20キロ以上あるため、出し入れするのも中々に大変です。基礎の下には砕石を敷き、転圧して平らにし、二つの基礎の高さを同じに揃え、それぞれの基礎の水平垂直も出す必要があります。この作業が相当に大変で、最終的には大体出来ていれば良いかなとなってしまいました。理想は基礎の周りはモルタルで固定するのが良いのでしょうが、そこまでしてしまうとかなりの量のモルタルが必要になるため、周りには掘った土を埋め戻すことにしました。

杉板に着色塗装を施します


裏表に塗装をし、表だけ2回塗りをしました


穴を掘り基礎を埋め込みます。

 基礎の工程が終わったので次はアルミ支柱に板を取り付けます。板塀などの場合はまず支柱を立てた後で板を貼っていきますが、今回の門柱は80cm程度の幅しかないので、一旦組み立ててから基礎に差し込みます。というのも基礎にアルミ支柱を立てる場合、垂直に立てる必要があます。まず支柱を基礎の中心に空いた穴に差し込み、モルタルを基礎の穴と支柱との隙間に流し込み、仮固定をして固まるまで待ちます。その作業が結構面倒なため、一旦形を作ってしまった後で支柱を差し込み固定すれば少々傾いていても、大丈夫ですし簡単です。

 外が寒いのでまずは家の中でアルミ支柱に板を留め付けてみます。タッピングビスという種類のビスはアルミも貫通して固定できると聞いていましたが、私の力が弱いのか、中々入っていかず、結局下穴を開けて留めつけることになりました。この下穴を開ける作業が面倒で、インパクトドライバーが2本あれば楽なんですが、一本しかないため穴を開けては先端をドリルと十字に取り替える必要があります。クランプなどで固定しもって作業できたらよかったのですが、持っておらず地道に一枚一枚取り付けていきます。室内の方が床が平滑で作業はしやすいのですが、アルミの穴を開けた際にアルミの粉やかけらが飛び散るため掃除が大変で、途中からは屋外で工事をすることにしました。笠木、両脇の側板、表面の板を貼り終えたら一旦板張り作業は終了です。次は基礎に立て込み、モルタルを入れ固定する作業に入ります。

まずは室内で製作し始めました

やはり外での作業の方がチリや埃が出ても安心です

 モルタルはホームセンターで「インスタントモルタル」と呼ばれる砂とセメントが既調合されたものを用意しました。水を混ぜるだけなのでモルタルの生成が簡単です。袋にモルタル何キロに対して水がどれくらい必要と書いてあるので、それを目安に混ぜますが、目安の水の量ではかなりモルタルが固く、全体を均一に混ぜることができません。勝手に水の量を多めに混ぜてしまいました。でき上がったモルタルはきっと柔らかすぎると思うのですが、仕方がないかなと。あとはモルタルを基礎と柱の隙間に落とし込んでいき、細い棒で上から転圧してやります。基礎の上面や板にモルタルがつかないように養生テープを前もって貼っておくと綺麗に仕上がるらしいです。柱についたモルタルは最後に布で拭き取ってやれば綺麗になりました。あとは風で揺れないように木材などで固定するのですが、ビスで留めて固定するのが面倒なので、表と裏から支える形で適当に板を立てかけただけです。風も吹いていなかったので、まあ大丈夫でしょう。裏面は配線のため板は貼らずに開けておきます。インターホン、照明器具が取り付いた後に板を貼り、閉じます。

モルタルを練る作業が意外と重労働


養生しながらモルタルを流し込みます


近くにあった板を使って仮固定し、養生

 後日電気屋さんに来てもらい、インターホンと表札灯を取り付けてもらいました。ポストは自分で取り付け、裏板を貼りようやく完成を迎えました。表札は知り合いに陶器で作ってもらう予定なので、とりあえず何か適当に取り付けておくつもりです。あとは地面から出ている配管や基礎を隠すように、足元に植栽を植えたいと考えています。

インターホン、表札灯、ポストがつきました


裏側にも板を貼っています

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