Works隣の敷地に移り住むー路地奥旗状敷地の魅力を取り入れる
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今の住まいを建て替えたい、けれどもかなり間口が狭く老後に3階建ても厳しい。空き家である隣の敷地が分けてもらえたらと話していると、隣地が売りに出されることになりました。大きな家が解体され分割販売される際、どのくらいの広さにするのか相談に応じてもらえるとのことで、敷地割りの提案も含めて検討させていただきました。今の住まいに隣接させて、かつ残った敷地も不動産として販売しやすい形になるよう考えた結果、町内共有地を南面させることによって陽当たりのよい路地奥の旗状敷地としました。
1階のリビングは掘りごたつの間、ソファコーナー、ダイニングテーブルの3つのコーナーに分かれています。元の住まいに越してこられた娘さん夫婦が遊びに来た時には、落ち着く掘りごたつがお気に入りとのこと。食卓では時折、編み物教室が催されるとか。
台所は収納や動線などの要望を細部まで反映できるように、家具屋さんが造るオーダーキッチンにしました。階段下をパントリーとして利用し、台所廻りの雑多な物を上手に収納しています。
2階には家族みんなの書庫があり本がびっしり。
ロフトはご主人の趣味の部屋になっていました。壁にはギターやレコードが飾られ、プロジェクターや7台のスピーカーに囲まれてまるでミニシアターのようです。
植物が好きだという奥様と打合せをして、南の庭やアプローチに目隠しになる樹や日陰に強い植物をたくさん植えました。今でも季節の花を植え足されて楽しんでおられます。
※地域型住宅グリーン化事業
Data
- 工事種別
- 新築
- 所在地
- 京都市西京区
- 構造規模
- 木造2階建
- 延べ床面積
- 112.94㎡
- 施工者
- 株式会社 北村工務店
- 竣工
- 2019年3月