清原 2023.09.14

Blog住まいの健康診断 目視調査

20年以上前に設計した住まいの点検に伺ってきました。

まずは聞き取り調査。何か気になっているところはありませんか?

建具の動きが悪い、雨漏れはしないが屋根が気になる。などモヤモヤしているが生活には困らないし、どうしたものかと・・・

一通り見せていただきます。

建具は造作枠にフラッターレールの仕様。時々レールから外れていることに気づかずに使い続けて、フラッターレールの横に新しい溝ができていることがあります。強く閉めると戸当たりに当たったときに跳ねて外れてしまうことがあるので、時々確認してもらったほうがいいです。(ここのお宅は不具合ありませんでした)

屋根はガルバリウム鋼板、色褪せてきましたね。すぐに錆びたりするわけではないですが、遮熱塗料を塗装するのも良い時期かもしれません。

ベランダが木製で作られていて、雨あたりのする部分はやはり痛んでいます。上部の手すり部分は取り替えたほうが良いですね。

木製ベランダ手すりの腐れ部分

幸いにも外壁には割れはほとんどなく、塗装の劣化も進んでいませんでした。

床下を点検口から覗き設備配管も健全でした。床下に潜り込む調査は今回はできませんでしたが、一度全数見ておいたほうが良いと思います。

これは改修工事で確認した床下です。(別物件の写真)

以前設計したお宅に訪問するのはちょっと緊張します。やはり今の仕様とはいろいろ違うので、不甲斐なさを感じますが、改善できることは薦めてみたりと、今の仕様との違いを説明したりしています。

配管の状態や、器具の年式を確認したりして報告書をまとめます。

直したほうがいい場所をチェックして施工者に連絡。補修方針を相談しました。