Works浦堂認定こども園 改修工事 部屋を小さく分けると子どもが落ち着く?

About
浦堂認定こども園では3歳から5歳児までの縦 割り保育をされていて、3つのクラスは担任の先 生の個性で彩られ、それぞれが独立したお家のよ うです。2階のベランダから直接入る玄関を持ち、 中はクローク、食べる、遊ぶ、寝るなどのスペー スに分けられています。それとは別に、5歳児専 用の保育室が1つあり、探究心を深める活動に取 り組む時間も大切にされていました。 ところが3つのクラスともに、子どもの人数が 増えてきて職員が関わりにくく、5歳児の部屋も 1室では狭すぎるため大改造を計画。築 17 年の 園舎の内部を改装するにあたっては、まだまだ使 える建具を移動したり、壁に貼ってあった腰壁の 板材も取り外して再利用するなど、可能な限り廃 棄する建築資材を出さないよう、環境に配慮した 改装を心がけました。 遊戯室の一部・職員休憩室・廊下も取り込んで、 4つのクラスと2つの5歳児専用室、そして念願 だった創作コーナーを産み出すことができまし た。1つの部屋の広さは少しづつ狭くなりました が、むしろ落ち着いて使いやすいとのことです。 また、真ん中の二部屋には苦肉の策で斜めの壁が できましたが、それも変化のある空間を生み出す ことができたとの先生方の評価で、私たちにとっ ても目から鱗の改装事例になりました。
Data
- 所在地
- 大阪府高槻市
- 施主
- 社会福祉法人照治福祉会
- 施工者
- 株式会社掛谷工務店
- PHOTO
- 酒谷薫

大きな樹のイメージした創作コーナー。子ども達は常備された道具や材料を 使って思い思いに興味のある課題に取り組みます。天井のパッチワークは再 利用品や端材を使った大工さんの力作です。

中心の幹にあたる部 分には自由に棚が取 り付けられ、子ども 達の作品が展示でき ます。

部屋を分けることでできた絵 本コーナー。ほっこりスペー スです。腰板も既存品に合わ せて貼りました。

斜めの壁で仕切られ た保育室。高い位置 の 窓 の お か げ で 明 る さは充分です。

廊下部分を利用した展 示コーナー。化石珊瑚 を原料とするマシュマ ロタッチという壁材を 先生や保護者、子ども を交えて塗りました。
部屋を分けることでできた絵 本コーナー。ほっこりスペー スです。腰板も既存品に合わ せて貼りました。
