目黒 2026.02.24

Blog子どもの施設づくりに関わって1(玄関編)

子どもの施設、特に保育園や認定こども園に関わることが多く、それぞれ保育室、遊戯室や調理室、事務室などの部屋のありよう、各部屋のつながり方、空間だけでなく家具などロッカーひとつとっても法人さん、園によって異なるものだと気付かされます。その気づきから保育と空間がゆるっと結びつけられる瞬間があり、大きな学びがあり喜びがあります。そのおかげで頭がやわらかくなる機会をいただいているのかも。幼稚園も学童、学校でもきっと共通することがあると思います。新築であろうと小さな改装や修繕であろうと毎回プランを練ってああではないこうではないと作って持って行っても、打合せのふとしたやりとりからその保育園らしく発展する方向に変わることは多々あります。私たちの想像とは異なる考え方に驚き気づき、引き出していきながら日中子どもたちが生活する場として、子どもたちが育ち合う空間として、職員さんが使いやすい園として一緒につくっていきたいと考えています。

40年前に建ったある保育園の玄関周りについて相談がありました。今の玄関扉は使いにくくアルミ製で冷たい感じがあるし、木製建具に変えたいです!玄関をきれいにしたら園全体の印象変わります!というお話からスタートしました。両開き扉でガラス面も大きく、特に乳児さんの出入りには気を使いそう、そしてとても開け閉めづらそうです。

打合せを進めていくと玄関扉だけでなく、靴棚や床の仕上げ、その周囲にある扉も玄関の建具に引っ張られて、工事範囲が少しずつ広がっていきます。ロッカーは乳児さんの靴が全部入って(幼児さんの靴は別の場所にあります)職員の靴もきれいに収納できるように靴棚をつくりました。職員さんも子どもたちも一人のスペースがどれくらい確保できるのかが勝負になってきます。靴といっても子どもは運動靴だけでなく長靴も、職員は通勤用と保育用の靴が入るように。玄関の広さは変わらないけど、収納する物の再配置で整頓していくような作業です。

改装前:玄関まわりの外観

改装前:金属製の玄関ドア 大人でも少し力がいります。

改装前:展示食と職員の靴棚 職員さんの靴棚は2種類あり1人2段使います。通勤用の靴、保育中の靴の両方を置けるように。

  

改装前:玄関にあるもう1つの扉 幼児クラス前にあるテラスへ行けます。主に職員さんが利用されます。