山田 2025.12.10

Blog「サイクルポートの製作」私のすまいづくりvol.48

 子ども達が自転車に乗るようになって以降、我が家には家族4人分+電動アシスト付自転車の合計5台の自転車があります。軒下だけでは全ての自転車を停めるのに手狭になってしまい、1年くらい前から屋根付きの自転車置場を検討していました。
 自宅が竣工して3年が経ち、今年の猛暑も終わりを迎え、ようやくサイクルポートの製作を決心しました。ウッドデッキを作った時と同様に、まずはネット上で情報を集め、図面を書き、材料を揃えることから始めます。

計画図


ホームセンターで揃えた木材 柱と梁はホームセンターでカットしていただきました

 角材などの木材はロイヤルPROで購入し、その他必要となる羽子板付き沓石やポリカ波板などは近くのコーナンで揃えました。車での運搬可能な長さが2m前後ですので、材料も全てそれぐらいの長さに揃えています。他に必要なものとして軸組を接合する金物があります。これはホームセンターでは欲しいものがなかったため、ネットで購入しました。シンプソン金具のBC4という種類のものになります。それと垂木を留めつける専用のビス(タルキックII)はコーナンPROで購入しました。

 結局ホームセンターだけで3店舗を回り、金物の一部はネットで購入しており、材料集めが何より大変です。

今回使用する金物 M12ボルトは初めて使います


羽子板付き沓石を地面に埋めて、モルタルで固定


柱を設置しボルトで固定。ここまでの工程が一番大変でした。木材は事前に塗装済み


桁と柱は金物で接合します。ホゾを掘ったりもしてみたかったんですが、未経験では流石に無理だと思いやめました


柱と桁の接合はシンプソン金具と呼ばれる2×4用の金物を使用しています


軸組を安定させるため2面に板を貼って強度を高めています。この作業は一度板塀で経験しているので簡単です。


垂木の位置決めのため、桁に溝を掘っておきました


桁に対して斜めに垂木をかけるため、事前の溝堀りがないと位置を決めるのがとても難しい。タルキックという専用のビスを使って垂木と桁を留めつけます


屋根材の下地となる桟木を垂木に留めつけます。最初の計画図から変更し、桟木を両サイドに2〜30cm程余分に出しています。


屋根に上がっての作業になるので、ポリカを踏み抜かないかと心配でしたが、思いの外強度がありました


最後に板に塗装をして完成です。今のところ4台まで停められています。

 一般的に自転車置き場の幅は60cmで1台と言われています。計画段階では3台が停められればいいかと思っていましたが、子どもの自転車がまだ小さいせいか、ぎちぎちで4台停めることができています。嬉しい誤算です。

 計画段階で最も悩んだのが屋根材です。ネットで検索してみると、DIYでサイクルポートを製作している方はたくさんいて、その多くがオンデュリンという屋根材を使っています。実はこれ、ほとんどの場合、違法建築になってしまいます。住んでいる地域やサイクルポートを建てる配置にもよりますが、ほとんどの場合屋根には容易に燃えてしまう材料は使えず、不燃材というものが基本となります。先程のオンデュリンという屋根材は可燃材なのでアウトです。不燃材で屋根材になると瓦、金属板、アスファルトシングルなど家の屋根に使う建材が一般的です。DIYで扱うにはちょっと大変ですし、コストもかかるので柔らかく、防音性に優れ、コストもかからないオンデュリンが選択されやすいようです。私自身も本当はオンデュリンを使いたかったのですが、やめておきました。屋根材については法的に厳しい縛りはあるのですが、規模や用途によって緩和もあります。一般的な大きさのカーポートやサイクルポートの場合は飛び火認定の取れたポリカーボネート板であれば屋根材として使用可能な場合が多いです。そのため、今回は飛び火認定の取れたポリカの波板を採用しました。DIYであっても、気づかぬうちに違法建築を作らないようお気をつけください。