清原 2022.09.27
Blog出コンロのススメ すまいの細部を考察する Vol.16
出コンロのススメ。なんじゃそりゃ、と思いますよね。我が家のキッチンで2度目の採用です。そうそうこんなレイアウトにキッチンはならないことが多いですが、我ながらよく考えたもんだなぁと思います。要するに出窓にコンロを置くというだけのことです。コの字型のキッチンレイアウトに奥行500の出窓を絡めてコンロを置くだけです。L型キッチンのコーナー出隅がないのでデッドスペースがないのと、油汚れが気になるコンロ廻りが独立するというのが利点です。
うちの家は開放感を優先してローコストでもあるプロペラファンを採用したのでフードがないのがいけませんが、右に換気扇、左に給気口と横向きに排気が流れる計画です。(これはちょっと失敗、上昇気流の方が強くてきれいに排気されません。フードを付けることをお勧めします。)火災予防条例的には幅の有効は900必要でしょうか。うちは置き型コンロですが、ビルトインコンロなら奥行600必要です。(600出すと出窓とは呼べないので床面積に算入されますが)トリプルワイドコンロなんて使うとなおよいのではないかと思います。(奥行きが浅くて出窓の範囲で収まりますね)
流し台の部分と完全に切れているので、高さの設定が自由です。ちなみにうちのキッチンは流し台の高さが930、コンロ部分の高さが850です。流し台の上には食器置きの棚があるのもコンロと絡まないのではっきりします。吊戸棚を付けるのもいいです。逆側の家電台・食器棚もコンロと絡まないので置きやすい。水・火・収納が3つに分かれているのはいいですね。コンロのところだけに油汚れを閉じ込めたいのですが、レンジフードの掃除を考えると手を付けられない部分が多すぎるのであまり好きになれません。
取り外せる垂れ壁パネルというのはどうでしょうか。この出窓手前の壁列に高さ400ほどの内側にステンレスを貼ったパネルを受金物で取り付ける。ワンタッチで取り外せる仕組みで。何度もつけようかと考えたけれど、この窓を遮るのが惜しくて踏み切れないのです。緑と空が見えて気持ちがいいのです。でも窓は油汚れが付くので月に一度は拭き掃除です。