Works西七条第二保育園

About
西七条保育園本園のすぐ近くに京都府が所有する未利用地「元府立図書館仮施設跡地」があり、長い間その活用について検討されていました。地元の人たちは「区民のための府立施設跡地利用を考える会」をつくり、アンケート活動などを通じて「図書館や福祉施設など多機能のコミュニティ施設」になることを要望していました。そして2022年に高齢者施設と交番と保育園の複合施設利用が決まり、公募で事業者が選定されました。特別養護老人ホームとグループホームからなる「京・みやこ」の1階南側に西七条第二保育園が誕生しました。第2保育園は定員40名です。190人定員の本園とは趣の違う少人数の保育のあり方を検討され、0歳1歳児は同じ保育室で過ごし、3歳から5歳児は2つの縦割り保育室になりました。廊下空間を緩いカーブのR型にして広がりを持たせ、遊び場に活用したり、コンパクトな空間の中に工夫を凝らしています。園庭の道路に近いところに山小屋のような小さな木造棟が建ちました。ここは保育室として活用されるだけでなく、子育てを応援する小さな小さな拠点にもなったらいいなと考えられています。
Data
- 工事種別
- 新築
- 所在地
- 京都市 下京区
- 構造規模
- 鉄筋コンクリート造棟5階建の1階一部 251㎡、木造等 28㎡
- 施工者
- 株式会社 三煌産業
- 竣工
- 2024年3月

コミュニティ棟 キッチンやカウンターもあります。外壁、内装にも吉野材を使っています。

ホール
杉板たて貼りでアールの壁をつくりました。子どもたちがここで創作活動ができるようにカウンターや家具を設ました。お米研ぎもすることも考え長めの洗い場もあります。水廻りへの入り口は建具枠の形を変えています。もう1つの保育空間としても使えるように計画しました。

玄関
靴棚の横に低いベンチを設けました。ホールと玄関には段差がほとんどない中で生まれた靴を脱ぎ履きする場所です。

幼児保育室1・2
二つの異年齢保育室は建具で仕切られ、1室としても使えるようになっています。
保育空間には吉野の杉板をふんだんに使いました。

外観
木造棟は軒裏や外壁を杉板あらわしとし、道路から見ても軽やかで保育園の顔としても印象的なファザードになりました。長いアプローチの奥に玄関があります。

