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製材所と刻みの現場見学

 事務所のスタッフ数名で現在進行中の住宅の材料が製材されている現場と刻みの現場を見学してきました。

 製材所では45×120の垂木が原木から製材されているところを見ることができました。この後乾燥、プレーナー加工を経て刻みの現場に運ばれるため、現段階では少し大きめに製材されています。間近で見ると、とても垂木に見えないほどのサイズ感です。


 刻みの現場では横架材である梁や棟木が刻み終わっていて、きれいに並べられていました。大入れ蟻掛け、追掛け大栓継ぎなど、大工の手による仕口や継手の加工が美しいです。


 現在、後継者不足や、大工の高齢化、プレカット技術の発展などにより手刻みができる大工さんはどんどん少なくなっています。プレカット加工に比べると時間と費用が余分にかかってしまうため致し方ない部分はあるのですが、木の癖や表情を見て、適材適所で材を選び、加工をするという過程がなくなってしまうのは寂しい気がします。

 以前から京都府では京都の木を使うという名目で補助金が出ていますが、手刻みによる加工に対しての補助金はありません。刻みの技術を継承していくには、若い大工さんが経験できる現場が必要です。また拘束される時間も長いため、経済的にも成り立つ必要があります。

 もう少し国や市町村が積極的に、木造文化の一部でもある手刻みによる加工技術の継承に補助金を出してくれないものでしょうかね。











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