• 山田

私のすまいづくり その14

更新日:7月26日

<造作キッチンについて考える>


 我が家のキッチンについてですが、建具の製作をしてもらっている三重県の奥出建具店さんというところに、造作キッチンとして作ってもらおうと思っています。そのほか棚などの家具もお願いしています。

 キッチンをどうするか考える際には既製品のシステムキッチンにするか造作家具のキッチンにするか大きく分けてこの2通りが選択肢としてあります。収納量や費用などを比較するとシステムキッチンの方に分がありますが、見た目や材質にこだわりたい場合は造作キッチンの方が自由度があります。

 我が家の場合、リビング・ダイニングの続きにキッチンがあり、普段からよく見えてくるため、見た目を重視したのと、せっかくやし造作家具で作ってみたいという思いから造作キッチンに決めました。

 造作キッチンには大きく分けて2パーツあり、ワークトップと収納部分に別れます。普段からキッチンを作り慣れている家具屋さんであればまとめて自分のところでつくられるかもしれませんが、多くの場合そうもいかないため、ワークトップとそれに付随するシンクをまずは専門業者に発注することになります。その後、ワークトップに合わせてその下の収納部分を作っていくといった具合です。

 というわけで、まずはワークトップをどうするかが重要になってきます。ワークトップにはステンレス、人造大理石、木、モルタル、タイルなど好みによって様々な種類を選ぶことができますが、一般的に使いやすいのはやはりステンレスか人造大理石ではないでしょうか。

 我が家では予算の関係もあり、ステンレスのヘアライン仕上げという仕様にしています。よくある一般的な仕様です。ステンレスでいくということが決まれば、次はどこで作ってもらうかなのですが、有名なのは以下の2社です。


トヨウラ https://toyoura.co.jp

シゲル工業 https://www.shigeru-k.co.jp


 ワークトップに関して決めなければならないのはその幅や奥行き、シンクの種類、コンロと水栓の開口寸法及びその位置になります。ワークトップ自体は奥行き650mm、幅2750mmですので、特に特殊なわけではありません。少し一般と異なるのがバックガード(BG)とワークトップ(WT)の厚みで、BGは奥行き10mm、高さ20mm、WTは厚み14mmとしています。BGは一般的には奥行き20mm、高さ50mmくらいはありますし、WTは40mmあります。できるだけスッキリと見せたいため、そのような寸法にしています。

 

 シンクについてはかなり色々と悩んだ末にJSN-K FSというタイプにしました。これはシゲル工業が扱っているスクエアタイプのあっさりとしたシンクで、結局機能性よりも見た目を重視しました。サイズは幅760mm、奥行き410mmとなっています。最近のシステムキッチンのシンクは幅800mmくらいあるため、少し小さめですが我が家には十分ですし、その分作業スペースが広がる方が嬉しいというのもあります。


 コンロの開口は既製コンロの必要開口寸法が幅560mm奥行き460mmと規格化されているため一般的なコンロを使う場合はこの開口を開けておくだけです。


 この辺りが決まってくると次はワークトップのレイアウトになります。ここではシンク位置やコンロ位置、作業スペースをどう取るかが肝なのですがそのレイアウトが下部の収納の配置にも影響してくるので、難しいところです。シンク下は収納を作らずオープンにするつもりです。水をよく使うところなので、収納にした際のカビの心配や排水管や給湯給水管のメンテのしやすさなどを考慮しています。あとは、空いたスペースにゴミ箱などを想定しています。


 今回は下の図面のように左側コンロ、右側シンクでシンクの横に冷蔵庫が来る予定です。まな板は適当にシンクの後ろや作業スペースの奥の方に立てておくとして、シンク周りで出てきて気になるのが洗剤・スポンジ置き場と水切りカゴです。

 我が家の場合は食器を洗い終わったら水切りカゴで乾かしますが、これが作業スペースと干渉すると使いづらいので、シンク右手側に配置します。そうするとある程度の平場が欲しいのですが、その幅が広すぎると真ん中の作業スペースが狭くなるので、必要最低限にしたいです。ネットで色々探してみるとヨシカワのステンレス製水切りカゴが幅を200mmから370mmまで変えられるようで、良さそうです。食器を乾かすだけの時はある程度シンクに被ることも想定して、シンク横に250mmくらいのスペースをとることにしました。


 洗剤・スポンジ置き場は一般的なシンクの場合にはシンクの中央奥にそのスペースが確保されていますが、今回のシンクには備わっていないため、これまたネットで調べてみます。山崎実業の水が流れるスポンジ&ボトルホルダーというのが良さそうです。これであればシンク奥の水栓横においておけます。

 水切りカゴにしても、スポンジ置きにしても、他にも似たようなものがたくさんあり、正直どれがいいかは分かりません。ただ、どれくらいのサイズのものが多いのかを把握しておくことで、キッチンの各種寸法を決める根拠となります。


 シンク周りのレイアウトが決まってきたので次はコンロ周りです。コンロはIHを使用するため、ガスコンロで義務付けられている壁から150mmの離隔距離は気にしなくても良いのですが、ある程度の空きがないと調理もしづらいため、結局150mmくらいは空けて設置します。ここで、どれくらいの開き寸法に設定するかは下部の収納をどうしたいかによって決まります。一般的にはコンロ脇の余った空間は塩・コショウなどの調味料入れとし、その下は壁いっぱいまで引き出し収納になっています。今回の造作キッチンでも上部は同じように塩・コショウなどの調味料としますが、下部は背の高い醤油やみりんなどのボトル調味料を収納したいと考えています。このような調味料を収納しようとすると、少し幅に余裕を持たせる必要があるため、コンロまで165mmの開き寸法としています。


 コンロやシンクの位置も決まり、あとは中央の収納部分になります。手持ちの調理器具や食器の量を基本に、何がどこに収納されていたら使いやすいかを想像しながら考えていくわけですが、こればっかりは使い出してみないとあまり自信がありません。基本的にはコンロ下には調理で使うフライパンや鍋、当然調味料もこの近くに収納したくなります。菜箸や包丁、カトラリー関係は使いやすい一番上の引き出しで、その下は食器、乾物、一番下の収納にコンロ下に入りきらない鍋などが収納される感じなのかなと今の段階では想定しています。



こんな感じで、プランに制約のない自由なキッチンを自分で考えようとすると、案外考えなければいけないことが多すぎて大変でした。使い勝手など妻と一緒に話し合いながら、段々とプランが決まっていきましたが、便利さだけを追求するならシステムキッチンでいいので、格好の良さと便利さをどう天秤にかけるかが難しいところです。


 今回製作を依頼している奥出建具店さんは三重県産の綺麗な杉•桧を普段から使っていて、引き出しの前板や引き出し内部の素材も全て杉で作っていただくことになりました。初めは安くあげるため、シナ合板(タモやナラ材の方が綺麗ですが割高)の仕様にしていましたが、合板から作るより無垢の杉の方が手間がかからなくてやり易いとのことでしたので、その方向に変更していただきました。普通とはちょっと違うパターンです。

 ただ、水回りなので本来は油分を多く含む桧材の方がいいのかもしれません。まあ、そこは自己責任でメンテナンスをしっかりしていくことで、なんとか長持ちさせられたらなと考えています。


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