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新型コロナウィルスに向き合う その1 

 特別養護老人ホーム、認知症グループホーム、洛西保育園乳児室、保健福祉の会法人事務局が複合した「都和(トワ)のはな」を訪問し、常務理事の川原さんに、お話をお伺いしました。

ーコロナ禍をどのように対応しておられますか

 利用者さんからの感染はあり得ないので、「外から菌を持ち込まない」が大原則。そのために、3月から外部から施設にくる家族や業者は玄関までとして、玄関で検温しています。家族との面会が直接できない分タブレットを使って会話をしてもらっています。

 窓を開けるとよく風が通り、換気をよくしてフロア内で暮らしてもらっています。1階のグループホームの人たちはよく縁側で過ごされていました。風通しがよく、外に広がりがある建物は良いですね。これからは玄関付近に手洗い、消毒ができる設備があると良いですね。


ー職員の皆さんは大変なストレスではないですか

 職員も検温を徹底し、熱発があれば出勤停止し、特別休暇扱いとしています。この間の特別休暇扱いについては組合とも取り決めを行いました。職員会議は、部屋の広さに応じて会議の人数を制限し、30分ごとに換気をするなどルール化しています。

 介護職員は、休みも取れないどころかいつもより仕事量が増えています。まさに命がけで働いています。怖いという意見は出ますが、辞めたいと言う人はいません。改めて、社会に必要な仕事をしていると言う自覚が生まれていると思います。そうしたことを意識的に話し合っています。


ー介護の現場のこれからをどのようにみておられますか

 基本外部との遮断しかありません。感染予防対策は少なくとも1年は続くとみています。流行が終わっても発症しないとは限りません。

 職員に濃厚接触者が出た時に、PCR検査がなかなか受けられませんでした。PCR検査を健康診断のように法人単位で受けられるようになればいいのですが。日本の検査体制やコロナ対策の仕組みを変えていかなければならないと感じています。そういえば職員から、この間よくテレビを見るようになり国会中継を初めて目の当たりにして政府のあまりの酷さに呆れた、と言うようなことを聞きます。今まであまり見えなかったことが見えてきたことで、これから社会は変わっていくのではないでしょうか。


 「都和のはな」の玄関横には「Cafeはな」があり、社会福祉法人みやこが運営しています。入口を大きく全開して営業しておられました。聞くと緊急事態宣言が出た時も1日も休まず営業しているとのこと。開け放していることでいつもより入りやすいと言ってくれるお客さんもおられるそうです。ヨーロッパのカフェみたいに、はみ出してカフェ空間が広がるといいなと思って作った3枚引き込み建具ですが、違う目的のためとは言え初めてそのように使われているのを見たのでした。

 












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