• 清原

すまいの細部を考察する vol.4

更新日:4月21日


 玄関土間の高さはどうやって決めていますか?木造住宅の場合、基礎の上に基礎パッキン20mm土台120角の上に24mmのネダレス合板・仕上げフローリングt15を張るので合算すると159mmの木材部分があります。土間がこれより高くなると土台がコンクリートと接することになるので、基礎パッキンも含めた179mmより土間仕+上げを下げたいのが私の思いです。


 マンションなどは上がり框60mmがいいところじゃないですかね。昔の家ははるかに高くて390mmくらいが標準だったような気がします。立派な旅館のように長い欅の式台がドーンとあって、玄関に女将が正座して客を出迎えるような場面を想像すると、立派な上がり框があってと、真似するだけで現在の貧弱な玄関がおかしなことになります。


 町家の小さな玄関でさえ、上りの敷居は背が200くらいの立派な見せ框のようになっています。それも上がり段が400mmくらいあってこそです。バランスってもんがあります。ギリギリ狙って土間から180mmの段だと上がり框もいいとこ半分の90mmその下は土足で蹴ってもいいようにタイルとかのほうがいいですね。となるとそのタイルは土台に貼ることになります。タイル貼るのが土台に直接というわけにもいかないので乾式で水を吸いにくいものを下地に貼ってからということになります。


 土間とタイルはコーキングにて縁を切る。その裏は基礎パッキンなので留め付けできずに動く部分です。じゃあ基礎天端を土間天にすればいいじゃん。と思いきや、そのまま段差20程度でポーチへとつなぐと、ポーチ土間天が外壁の土台水切りの下に入り込み、水切りと土間天の隙間がなさ過ぎて、ポーチが濡れた時に土台が湿気るのではないかと心配になります。もうちょい下げてほしいところです。でも玄関の上りは極力小さく、となるとギリギリせめて200mmか。


 またはもっと上げてマンションのように上りが100mm以下というようにするには、土間が乾式床で土間下に床下空間があるといったおさまり。要はそこも合板で床組みすると言うことです。靴の脱ぎ履きは楽ですが、外部のポーチが水切りより高くなってしまうので、そこのおさまりが悪い。ポーチを建物から離す破目になってしまいます。またポーチへの3段上りが4段へとなんだか階段みたいになるのも格好が悪い。真ん中とって、上りは200mm取りながらさらに式台を入れて土間から式台までを100mm以下に。

 これかと思って式台の下にCB積んで床下作ったら、長期優良住宅の審査で。

床下が330mmないから点検ができないとか、式台の下に断熱材が入っていないとか。

(あほかぁ?) そのくらい玄関床下から見えます。と何度やり取りしたことか。


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