摂津峡保育園
設計・施工概要
・工事種別
・所在地
・構造
・規模
・延べ床面積
・施工者
・竣工
保育園の新築
大阪府高槻市
RC造
2階建
845.19㎡
掛谷工務店
2013年3月
設計プランについて
芥川沿いの傾斜地を造成した本敷地は、船の突端のように四方が見渡せる絶景のロケーションを有します。
子どもたちがこの自然豊かな景色を享受し、身近な土や緑と親密な関係を持てることを意図しています。
そのため、5 つある保育室はすべて1 階に配し、外に深い庇のかかった桧の縁側を廻らせています。そしてゆるやかに園庭へとつながっています。
外部建具にも桧材を用い、子どもの目の高さに合わせた低い腰板を付けています。保育室の床には桧材、腰壁にはリブに加工された杉を貼るなど室内の木質化
を重視しています。
大屋根のかかった2階は、遊戯室と子育てひろばや小学生の放課後の居場所など地域のさまざまな要求にこたえるために計画された空間です。
可動間仕切りで区切られ、大規模なイベントにも対応できる大空間になっています。外壁には、一部モザイクボーダータイルを用い、明るく楽しげな表情にしました。玄関正面にはアールに弧を描いたベンチをしつらえています。