西七条保育園分園
よつばのお家
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設計・施工概要
・工事種別
・所在地
・構造
・規模
・延べ床面積
・施工者
・竣工
保育園の新築工事
京都府京都市
S造
3階建
247.72㎡
株式会社長村組
2016年
設計プランについて
2011年度に本園舎が建て替えられ、翌年0歳児の「ちいさいおうち」ができ、そして今年3月に乳児30人定員の分園として「よつばのお家」が完成しました。
と言っても、ここは本園舎で過ごす子どもたちの誰でもが使える居場所として活用できるようにと作られた園舎です。どんな空間にしようか、先生たちの話し合いの中から生まれてきたテーマは「山小屋」です。いつもとはちょっと違う小さなお家に通うワクワク感、玄関を入ると、大きなカウンターがお出迎え、まるでカフェのよう。1階は、ご飯やおやつを食べたり、お昼寝をしたり。ふんだんに使った吉野杉が子どもたちを包みます。
小さな庭先には季節の花が咲きます。部屋の隅っこにしつらえた絵本コーナーは北山丸太の森林をイメージしました。2階は、創作の場として、3つの空間に性格わけされています。
西の部屋は、積み木やレゴなど根気よく長い時間集中して製作できるところで、真ん中の部屋も使って大きな作品を何日もかけて製作を続けることもできます。奥の部屋は、床を上げ、勾配天井にすることで、子どもにとっての眺めや感じ取る雰囲気を変えています。木製の机と椅子は、向き合うように置かれていたり、壁に向かって置かれていたりして、子どもたちが自分の好きな場所を選びます。
この日はレース越しの柔らかい光の中で、織物をしたり絵を描いたりする子どもたちの姿がありました。
本園から歩いて3分。子どもたちはここにしかない自分の居場所を求めてやってきます。