山田 2024.12.24

Blog「シーリングファンの導入」私のすまいづくりvol.47

 昨年の冬から検討していた小型のシーリングファンを購入しました。我が家のリビングはキッチン-リビング-ピアノ室が横に並んだ横長の部屋となっており、その端のピアノ室の壁面にエアコンがついています。夏場は冷たい空気が下に溜まるため、扇風機の力を少し借りれば部屋全体が一定の温度に保たれていましたが、冬場はどうしても天井付近に暖気が溜まり、垂れ壁もあるためピアノ室とその他の部屋の温度差ができてしまっていました。
 また、エアコンの設定温度のセンサーはエアコン本体に付いているため、天井付近の暖かい空気に反応してしまい、リビング部分は設定温度より大分低い状態になっていました。

 そこで、天井付近の暖気をリビング側へ循環させるため、シーリングファンを設置してみました。一般的には暖房期の循環の方向は下から上に空気を持ち上げて部屋全体を循環させるようです。これは風が人に当たると寒いと感じるからなんだと思いますが、我が家の場合はピアノ室内だけで空気が循環しても困るので、リビング側に天井付近の暖気が循環するようにファンに角度をつけて回しています。風量も調整できるため、風を感じない程度の風量で回しています。

ピアノ室とリビングの間のたれ壁によって天井付近の暖気がピアノ室内に停滞していそう


シーリングファンの設置イメージ


夏期と冬季の風向きの考え方

 設置後の実感では、流石に一番端のキッチンまでは一定の室温にはなっていませんがリビングの体感温度は以前に比べ同じ設定温度でも暖かく感じます。リビングやダイニングも天井付近に暖気が溜まるので、同様にシーリングファンを回してやればもっと室内温度は平滑になりそうですが、1台16,000円程するため、残念ながら何箇所も設置する余裕はありません。色々なメーカーが同じような製品を作ってくれれば価格も下がってくるのだと思いますが、今のところそれほど需要がないのか、ほぼ一社(BRID)独占のような状況です。音は静かで性能も良いので満足はしています。

少し角度をつけてリビング側に風が流れるように設置しています