山田 2023.05.15

Blog「緑化ブロックの駐車場」私のすまいづくりvol.39

 春先に庭に芝生を敷きましたが、だんだんと緑の面が大きくなり、順調に成長しています。

庭に芝を張って2ヶ月弱が経ちました。

 さて、今回は駐車スペースの工事になります。現在、我が家は車を保有しておらず、必要な時にはカーシェアリングや、事務所の車を借りたりしています。
 月に1、2回週末に使うくらいなので、土間打ちされた駐車場に敷地のスペースを割くのは少々勿体無く、庭の一部として見れるくらいの感じにしたいなと考えていました。
 考え始めはレンガ敷き、ピンコロ石敷き、枕木+芝生なんかがいいかなと夢見ていました。ただ、真面目に自身で施工をすることを考えてみると、レンガにした場合、500〜600個くらいの数を敷き詰めることになります。到底できる気がしません。ピンコロ石だとその倍です。
 枕木と芝生の組み合わせは比較的簡単にできそうですが、枕木を購入するのにまあまあな費用が発生するのと、現場状況にに合わせてカットするのが、自分ではできなさそうなので、これもあまり現実的ではない感じです。
 DIYのYoutubeなどを見たりしながら、土間コンを部分的に敷いて間を芝生にするということも考えましたが、コンクリートの量がかなり必要となり手練りではなくミキサー車を呼ばないと厳しいですし、型枠を作るのも面倒そうです。
 そんなこんなで色々真面目に考えてみると駐車スペースの施工は中々に大変そうだということがわかってきました。

 そんな中、以前現場でも利用したことのある緑化ブロックを検討してみることに。一つが30cm角、厚さ8cmなので枚数もそれほど必要ないですし、重さも一枚8kgなので扱いやすくDIYでもなんとかなりそうです。
 購入はネットからできるかと思っていましたが、扱っているお店が少なく、しかも割高でした。メーカーから直接購入できないかと思い、聞いてみましたが直接の販売はやっておらず、工務店さんに聞いてみたところ以前砕石を購入した建材屋さんが扱っているんじゃないかとのこと。
 桂建材店という西京区にある建材屋さんですが、個人への販売もしており、見積もりもすぐに出してくれました。価格も思いのほか安く、40枚で配送費込みで2万数千円でした。

 

緑化ブロックの詳細図

 緑化ブロック以外の材料はホームセンターで購入します。芝生を敷いた時に必要だった材料以外では砂利との見切りに長方形のピンコロ石と、先が尖っていない角形のスコップを新たに購入しました。角形のスコップは土を掘った後、底の部分を平らにならすのに欲しかったものです。
 芝生は季節もので、この時期にしか販売されておらず、しかも売り切れて店頭にないこともしばしば。何回か問い合わせてようやく入荷する時期がわかったので、そのタイミングで緑化ブロックを発注し、芝生は入荷し次第買いに行きました。
 緑化ブロックは発注から届くまで約一週間くらいはかかるとのことなので、先に緑化ブロックと関係の無い部分に芝生を貼ることにしました。緑化ブロックは駐車場でたまに使われているのを見かけますが、芝生とコンクリートの部分が結構凸凹していて歩行性はあまり良くありません。
 なので、タイヤが通る部分にのみ緑化ブロックを貼り、それ以外は芝生敷きにする計画です。

緑化ブロック施工前の状態 砂利を一旦横にのけて緑化ブロック設置予定の位置に水糸で印をつけています。


緑化ブロックが来る前に芝生を購入しているため、とりあえず先に芝生を貼りました。

 緑化ブロックの施工はまずは緑化ブロックを埋める穴を掘り、下地として砕石(10cm)と砂(3cm)を敷きそれぞれ転圧します。緑化ブロックの厚みも含めると約20cmの穴を掘る必要があります。
 芝生の時もそうでしたが、結局この工程が一番大変です。出てくる石と残土の処分を敷地内でなんとかする必要があり、すでに敷かれている砂利を一旦のけて土を乗せ、転圧して固めて、さらに砂利を戻すというの作業なので、ものすごい手間がかかります。片側60cm×300cmの穴を掘る作業で1日かかり、砕石+砂、緑化ブロック、芝生は半日もあれば敷き詰められました。
 週末しか時間がないため、反対側は次の週末に施工を終え、ようやく緑化ブロック敷きの完成です。出来上がりの感じや、使い心地は想像通りでいい感じに仕上がりました。
 車を乗せる分には問題ありませんでしたが、自転車を止めようとするとスタンドの位置が難しく芝生を傷めてしまいそうになります。芝生がちゃんと育ってくれるのを祈りつつ、こまめに水やりを頑張ってみようと思います。

約20cm深さの穴を掘っていきます。敷地内はどこも地面を掘ると石やコンクリートガラが大量に出てきます。


砕石+砂を敷き詰めた後、緑化ブロックを設置していきます。


緑化ブロックの一段下がっているところまで、残土処分も兼ねて隣の土を入れていきます。この上に芝生用の客土をいれ、芝を乗せます。


1枚の芝を4等分に切って、間に張っていきます。


芝生は植栽用のハサミで簡単に切ることができます。


反対側も同様に穴を掘り、緑化ブロックを敷き、土を入れていきます。


緑化ブロックの施工が完了。写真では分かりにくいですが、道路側と左側に勾配がついています。


緑化ブロックを施行して10日後の状況。所々芝生が根付いていないところがあります。どこも同じように施工をしているのですが・・・

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