山田 2023.03.20
Blog「春になり芝生を敷いてみる」私のすまいづくりvol.38
敷石を手に入れたものの、それ以降残りの敷石を持ち帰る段取りがつかず、そのまま放置した状態です。アプローチは取り敢えず敷石+砂利敷にするつもりで構想は固まりました。あと地表の外構ではウッドデッキ前のスペースと駐車スペースをどうにかする必要があります。駐車スペースについてはレンガや枕木など色々と思案はしていますがまだ決まっておらず、取り敢えずは先送りにしています。
ウッドデッキ前のスペースは今回芝生敷きを試してみようと思います。竣工当初から芝生を張ってみたかったのですが、芝生は3月から梅雨前くらいが根づきやすい時期らしく、春が来るのを待っていました。
芝生といっても種類は案外多く、一般的なのは高麗芝と呼ばれるものです。よく似た種類で姫高麗芝、管理が楽なTM9、冬季も枯れづらい西洋芝があります。それぞれ良し悪しあり、本当はTM9という成長が遅く管理が簡易なトヨタ自動車が特許を持った芝生を導入してみたかったのですが、価格が高いのと、ネットでしか購入ができないため諦めました。
西洋芝以外は鳥取や鹿児島が有名な芝の産地のようです。ネット購入の方が産直で採りたてのため鮮度はいいらしいのですが、送料がかなりの額になってしまうためちょっと損した気分になります。やはり近くのホームセンターが手っ取り早いため、他に必要な資材も含めまとめて購入することにしました。今回購入した資材は高麗芝、芝の床土、芝の目砂、砂になります。敷設範囲は大体7〜8㎡くらいだと思います。
芝の貼り方はネットで調べると現状の地面を10cm程掘って、砂→芝の床土→芝→芝の目砂の順に施工していくそうです。基本的には水はけの良い土壌と日照時間が1日5時間以上必要らしいのですが、日照については南側に目隠しフェンスがあるため、真夏以外はちょっと厳しそうです。ただ、それほど日照時間が取れていなくてもちゃんと成長している事例もあるため、少々うまくいかなくても良いだろうという気持ちでのぞむことにします。
まずは既設の砂利を撤去します。ウッドデッキ下に退けたり、砂利が薄いところに撒き直したりして、処理できましたが、今度はウッドデッキの下にある砂利がこちらに流れ込んできてしまうのを関止める必要が出てきました。庭からでた石が多量にあるため、モルタルを敷いた上にこれらの石を並べて、立ち上がりを作り対処します。
次は芝を敷く地面を掘っていきます。わずか10cm掘るだけですが、土や石の量もかなり多く、石と残土をどうするかが問題です。石については取り敢えず敷地の奥に積み上げています。花壇などに多少なりとも使えれば良いのですが、全ては使いきれなさそうです。残土については敷地の地盤面の高さが足りていなかったところに撒いて、締め固めることにしました。この「土を掘り、石と残土を仕分け、残土を違う場所に埋め戻す」という作業が地味ながら一番大変でした。おおよそ1日かけて半分の4㎡が掘り終わりました。砂、芝の床土、芝を敷き詰めるのは30分もあればできる作業で、芝を敷き並べたら最後にたっぷり水を撒いて終了です。結局芝生敷にかかる労力は土を掘り、その残土の処分ということにつきます。
今回8㎡の広さを芝生敷にする計画でしたが、やり始めると土日1回では間に合いそうもなかったため半分ずつ完成していくことにしました。芝生は理想的には購入してすぐに植えてやらないと、どんどん弱っていくらしく、購入後はできるだけ素早く施工してやる必要がありました。ただ、時間も潤沢にあるわけでもないため、半分が敷設できたあとは芝を敷地の空いたスペースに並べて、水を毎日撒いて一週間養生していました。養生の方法もネットで調べてやってみているため、うまく生き延びてくれていると良いのですが。
2週目の土日は先日に雨が降ったこともあり、地面も柔らかくなっていて施工性は格段に良くなっていました。概ね5−6時間で施工ができたと思います。今後は毎日水を撒き、晴れの日が続き、芝生がすくすく育ってくれるのを祈るばかりです。
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