清原 2023.03.10

Blog薪ボイラー すまいの細部を考察する Vol.24

夏と冬では光熱費がえらく違う。我が家では薪ストーブなので暖房費はかからないのですが、給湯費用(ガス代)が3倍ほどに膨れ上がります。プロパンガスなのでそもそも費用が高いのです。調理に関しても煮込み料理が増えるので少しは多めに使いますが、やっぱり給湯です。太陽熱温水器が屋根の上に載っているけれども冬場はほぼ機能していないので、それにより夏冬の差が激しいのです。機能していないとはいえ水道は一旦屋根の上に上がり、降りてきて給湯器に入り、冷えた水を沸かします。ただ上がって降りてくるだけです。薪ストーブの燃料は現場の廃材なのでランニングコストはほぼかからないです。

そこで考えたのは、太陽熱温水器の中の水を薪で沸かせないか。(すでに実現している人がいました。)これが叶えば、太陽がたいして暖めてくれないときは薪で追炊きすることができて給湯器をあまり使わずにお湯が使えるのではないか、と。

太陽熱温水器が貯湯タンクと接続されている。

世の中には薪ボイラーというものはあります。熱交換器を背負っていて給湯に使えます。でも天気の良い温かい日は太陽の熱も使いたい。太陽が暖めてくれなかった時だけ補助的に薪で追炊きしたいのです。薪もただとはいえ、無駄に注ぎ込むのは労力もかかります。いっぱい機械を設置するのも大変なので、薪ストーブを炊くと暖房にもなり、太陽熱温水器の水も暖まるというのが理想的です。薪ストーブの横に温水を作るタンクがあり、そのタンクと太陽熱温水器のタンクを熱交換する仕組みは考えただけでもめんどくさい。しかもそれぞれ既製品なので改造するようにはできていないのです。これもたまたま我が家にはその二つが設置してあるからそんなことを考えるのですが、たいていはどちらかあればいいところです。でもね、環境問題的にはこの二つをうまく使って省エネを実現するのが良いのではないかと思っています。

太陽熱集熱パネルと接続ができる。

細かいことを言うと、暖房はいらないけれど太陽熱があまり期待できなくて、お湯が使いたいときにも薪で沸かしたいので、ストーブと一体になっているのはよくないのかもしれないと思ったりします。太陽熱温水器と薪ボイラーの一体型がベストではないかと思っています。薪はあくまでも補助的に。

とは言え、冬は薪中心ですけどね。

これが現実の姿。ちょっと悲しいかな。