山田 2023.02.23
Blog「使い始めて思うこと キッチン・洗面」私のすまいづくりvol.36
11月に引っ越し、約4ヶ月が経ちました。実際に使い始めてみると、想定通りに使いやすいところもあれば、考えが至らなかったところもあります。今回はキッチンと洗面周りでこの間気づいたことを書いてみます。
まずキッチンついては、概ね予定通りの使い方ができています。水切りかごや洗剤用バスケットは前もって寸法を把握していたため、上手くはまり、収納や家電の配置も予定通り使うことができています。
気になるのは水栓の根元に水溜りができてしまうことです。これは水を止める際にどうしても手から水が垂れてしまうためで、止めた後に水を拭き取る以外方法はないでしょう。システムキッチンでよく採用されているシンクの内側に水栓のあるタイプでは、止水する際の水も全てシンク内に落ちるため、そのあたりはよく考えられています。機能性よりもデザイン重視で選んでいるため、仕方がないところです。
キッチン照明はライティングレールにスポットライトをつけていたのですが、ちょうど作業をする真上の位置にくるため手元がちょっと影になってしまいます。調理に支障をきたすほど暗いわけではないのですが、もう少し明るい方が良いなと感じることがあるため、ペンダントライトを手元を照らす位置に来るように設置してみました。
キッチンの本体は家具屋さんに製作してもらっており、ほとんどが杉で造られています。普通は水に強いメラミン化粧合板や、木の感じを見せたい場合はタモ、ナラ、シナなどの練り付け合板を使います。そっちの方が家具屋さんも使い慣れているし、安いので。我が家でお願いしている家具屋さんは普段から杉と桧で建具や家具を制作しているため、無垢材の方が在庫もあるし、安く作れるということで、杉、桧で作ってもらいました。ただ、やはり無垢の材料を使うと結構反ってきます。引き出しなどは繊細なため、ぴしっと閉まりきらなかったりもします。この辺りは無垢の材料を使っているということで、想定もしていましたし、許容範囲なのですが、あくまで自分自身で使うからです。施主がよほど無垢材にこだわり、少々不具合が出てきても大丈夫という場合でなければ、やはり合板で作ることをお勧めします。私の場合は少々の不具合よりも無垢の木の雰囲気を優先しました。
洗面周りでは、キッチンと同じく天板の上に水たまりができてしまうことがちょっと問題です。キッチンの場合は想定した上でのことでしたが、洗面についてはそこまで意識していませんでした。我が家は壁付け水栓の2ハンドル式としていていますが、止水の際にハンドルの下に水が落ち、そこがビチャビチャになってしまいます。ハンドルの下にシンクがあってそこに水が落ちてくれれば問題ないのですが、円形のシンクを使っているため、ちょうどハンドルの下部分はシンクがないのです。これは完全にやってしまったなぁと後悔しています。ただ、シンクはすでに使う予定のものがあったため、できることとしたらシンクの位置をもう少し奥に寄せてやることくらいなのですが、それで止水の際に水がうまくシンクに落ちてくれるかどうかは微妙なところです。あまり奥に寄せすぎても天板を拭く際に拭きづらかったりもするため、難しいところです。
上記の問題以外はすごく良い感じに出来上がり満足しています。ただ、いまいち使いこなせていないのがシンク下の収納です。タオルを置く以外に特に置くものがなく、空き空きで少しもったいない状態です。前の家では洗剤や掃除道具などで洗面化粧台のシンク下収納はいっぱいだったのですが、今はそのあたりの収納は全て脱衣室にあります。洗面スペースで必要なものって案外少ないのか?と驚いているところです。ドライヤー、歯ブラシなどの小物類は3面鏡の中に収納されています。
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