山田 2023.02.09

Blog「落下防止柵製作」私のすまいづくりvol.34

 板塀、ウッドデッキの製作が終わり、いよいよ外構工事(木部)の最後、お隣さんとの境界に落下防止柵を設置します。作り方は基本的に板塀の時と同じで、フェンス基礎を地中に埋め込み、アルミの柱を立て、モルタルで固めて板を貼ります。ただ、あくまで落下防止の用途のため、高さは1m程度で十分ですし、板同士の間隔も広くて大丈夫です。そんなわけで、使用する材料も板塀の時よりもワンサイズ小さいものを使っています。

・アルミ支柱40角8本(ホームセンターではあまりおいていないためネットで注文)
・コンクリート製フェンス基礎150mm×150mm×300mm 8つ(ホームセンターで購入)
・桧板15×120(藤田木材で購入)
・塗料 ウッドステインプロテクター チーク(ネットで購入)
・ステンレスビス(ホームセンターで購入)
・インスタントモルタル(ホームセンターで購入)
・砕石(ホームセンターで購入)

 まずはフェンス基礎を埋める穴を掘ります。お隣との間には古いコンクリート擁壁があり、その手前に穴を掘って基礎を埋めていくわけですが、いざ掘ってみると昔の給水管や排水管が残っていたいたりと、結構地中障害物が残っていました。全て撤去してやったらいいのでしょうが、かなりの手間になるため、障害物をかわすように少し境界線から離して基礎を埋めることにしました。DIYをしていると「こうしたい」と「でも手間がかかる」がよく天秤にかけられます。私の場合、大体「もう面倒だからこれでいいや」が勝ちます。
 板塀の時はフェンス基礎もワンサイズ大きく、穴のサイズもそれに伴い大きかったため大変でしたが、今回のフェンス基礎のサイズであれば比較的楽に掘れました。基礎を埋めて水平を出す作業も基礎の重さがだいぶ軽いため、断然楽でした。

束石に乗っているのがレーザー墨出し器。基礎の天端の高さを確認しながらの作業です。


基礎の設置が終わったので、支柱を立てて高さを調整します。

 今回の落下防止柵は3つに分けて板を貼っています。本来綺麗に見せるには途中で板を継ぎながら一体的に作るのがいいのですが、40角の柱では真ん中で板を継ぐには細すぎました。なので、全長10mを4m-4m-2mといった感じの割り付けにしています。

 板塀の時は目隠しの役割もあったため、板同士の隙間は小さく、15mmにしましたが、今回の用途は落下防止のため少々隙間が大きかろうが問題はありません。板の間隔は広ければ広いほど風圧に対して安全になるため、できるだけ広く取りたいところですが、あまり広すぎると見た目が格好悪いので、余った板の端材を並べてみて感じを見ます。色々試した結果、隙間は70mmがちょうどよさそうでした。隙間の寸法が決まったので、余った板材をそのサイズに切り、板塀同様下から順に貼っていきます。最後に2度目の塗装を行い終了です。以前に板塀を作ったこともあり、作業はスムーズに進みました。やはり一番大変なのは基礎を設置する作業で、基礎の水平や基礎同士がまっすぐに並んでいるかどうかの確認が大変なところです。

 出来上がりは満足のいくものでしたが、最後の2mだけ本来基礎を埋めたかったところに大きなコンクリートの塊があり、全然穴を掘ることができなかったため、ちょっとずれた位置となっています。まあ一番奥だし、いいかなと。

余った端材をクランプで柱に固定し、板同士の隙間の寸法を確認しています。


板を貼る作業は、枚数も少なく半日もあれば終わります。


落下防止柵完成。これで、子どもたちがお隣に落ちてしまうということは避けられるかなと。

 

*当記事の記載内容について妥当性・正確性・最新性を保証するものではありません。当記事の利用により生じたいかなる損害やトラブルに対しても、一切責任を負いません。ご利用の際は、利用者ご自身の責任において行ってください。