清原 2023.01.27

Blog洗濯を干す すまいの細部を考察する Vol.20

洗濯という家事は毎日やるのにやっぱりあまり好きになれません。料理は作る喜びがあり、掃除はきれいになるので手ごたえがありますが、洗濯はさほど手ごたえがない。やるのは洗濯機で私ではないのですが、干す・たたむ・しまうがありますね。この作業に集中してさっさとやってしまうのではなく、テレビでも見ながらだらだらとするのです。これはあくまで洗濯物と向き合う時間ではなく、「テレビを見ていると知らない間に洗濯が干せている」といった具合です。なのでその作業はリビングでやります。

脱衣室に仮干しされている姿をよくみますが、このままでは乾かないです。

まぁそれは置いといて、うちの家はベランダの前に4畳ほどの前室があり、半分は物置だけれども、雨の日には室内物干し部屋になります。ハンガーパイプが吊ってあり除湿機が置いてあります。ベランダの前なので、晴れてきたらそのままベランダに出すということもできます。この室内干しのコーナーをたまたま設置できたからよいものの、年に80日くらいはここで干します。

2年ほど前に設計した家にはそういった話題になり2階西側に3帖の部屋を設けました。コンプレッサー式の除湿機を設置すると1日で2リットルほどの水が溜まります。その水をどこに流すか。2階に排水設備はないので私はベランダから道路にバシャっとやる。と言ったら引かれました。だからと言って1階の洗面所まで流しに行くのは面倒なので、小さい窓を開けて下屋の屋根に流すということで折り合いを付けました。 (派手に流して外壁にかけすぎないように)水道がないのに排水がいる、といったことが起こるのです。

除湿機にも種類があって、使い方によって選ばないといけません。

 エアコンのように外部に水分を排出する仕組みの除湿機もありますが設置工事が必要です。除湿機は機械なので壊れて買い替えたり、もらったりしやすいように置き型が良いと思っていますが、自動排水は魅力的ではあります。エアコンスリーブのような穴をあけておいて除湿機とつなぐことはできないだろうか?とも考えますが、除湿機はタンクにためるような仕組みのものしかありません。タンクを改造したりするのはお勧めできません。だからと言って排水のために水栓のない手洗いボウルを設置するのもどうかと思います。これもいいアイデアを募集中です。

水捨て不要の除湿器ですが、これなら安いエアコンをつけるのがいいのでは?


冬場の我が家はこうなっています。美しいはずの薪ストーブも実用優先。