山田 2022.10.26

Blog「飛松灯器のペンダントライト」私のすまいづくりvol.25

<飛松灯器のペンダントライト>

 現場は外部の塗装も終わり、もうすぐ足場が外れて11月初旬に完了検査を受ける予定になっています。内部では2階部分の壁クロスが貼られ、だいぶと完成に近づいています。今回使用している壁クロスは「オガファーザー」というペンキ下地用の紙クロスで、ウッドチップが入ったドイツ生まれのエコ壁紙です。予算がないときは塗装を端折ってこのままで仕上がりとすることもあります。今回は事務所の同僚を誘い、この上からリボスの「デュブロン」という塗料をDIYで塗るつもりです。デュブロンもまたドイツ製の自然素材の塗料として有名です。
 段々と竣工が近づいてきたため、今は照明器具やカーテン、生活家電など住まいに必要な機器類を揃えています。建材から家電まで、ほとんどのものがネットで購入できる時代なので、毎日のように自宅に小包が届いています。

事務所で取り付けてみました

 さて、その中で悩みに悩んだダイニングの照明器具が事務所に届きました。飛松灯器という東京の作家さんが作る陶器のシェードで、4年ほど前に京都のギャラリーで個展をやっておられました。陶器のシェードから透ける柔らかな光に魅了され、いつかは使ってみたいと憧れていたペンダントライトでした。自宅に設置するにはまだ早すぎるため、とりあえず事務所の灯具に取り付けてぶら下げてみました。持った感じは予想以上に軽いです。光が透けるくらいなので相当に薄く作られているのでしょう。扱う際はものすごく緊張します。
 飛松灯器の照明器具は基本受注生産品で、発注すると2、3ヶ月かかってしまいます。ネットで色々調べてみましたが、在庫を抱えているお店は皆無で、唯一石川県のNIGURAMUさんというセレクトショップがいくつかの在庫を持っておられ、私の欲しかったシェードもたまたま置いてあったので、ここで購入しました。飛松灯器さんは私が購入した以外にも色々なタイプのシェードを作っておられるので、お金に余裕さえあればあと2、3個くらい欲しいんですけどね。

シェード上部の立ち上がりの部分は普通返しがついていて、灯具のネジを引っ掛ける感じで固定するのですが、このシェードは3つの穴にネジをはめていく、珍しいタイプです。立ち上がりの部分が薄くて灯具を設置する際の緊張感が恐ろしい。


外壁の塗装が終わりました。今週末には足場が外れ全貌が現れます。


紙クロスが貼られた様子。この上からペンキで白色の塗装をします。今の段階では少し冷たい感じの白色ですが、ペンキを塗るともう少し明るい白色になると思います。

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