山田 2022.09.29

Blog「カーテン、ブラインド、ロールスクリーン?」私のすまいづくりvol.22

<カーテン、ブラインド、ロールスクリーン?>

現場は今のところ順調で外部の大工工事は終わり、今後は左官工事、塗装工事と続いていきます。内部では大工工事で間仕切壁の下地を作る作業が進んでいて、ユニットバスが設置されました。

モルタルの下地となるラス網が貼られ、下塗りモルタルが塗られています

 さて、いよいよ竣工が近づいてきたので現在は窓の目隠しについて色々と考えています。我が家は南面が道路に面しており、開口部も南側に多く設けているので何もしなければ道路から丸見え状態です。何かしら目隠しが必要になります。一般的なのはカーテンですが、横型・縦型ブラインドやロールスクリーン、ローマンシェードなどカーテン以外にも色々と選択肢があります。この中のどれを選ぶかは使い方や、納まり、価格などを参考にしながら決定していくことになります。我が家ではカーテン、ロールスクリーン、横型ブランドを検討しています。一般的なメーカーとしてはタチカワ、TOSO、ニチベイが有名なので、この辺りのメーカーを標準として幅1.7m×高さ2mの掃き出し窓をネット上で見積もってみました。結果は以下の通りです。ロールスクリーンはレース生地と遮光生地を両方使えるダブルロールスクリーンとしています。

・ドレープカーテン+レース: 2万円
・ダブルロールスクリーン:  3.5万円
・アルミブラインド:     2万円
・ウッドブラインド:     5万円

 価格を見るとやはりカーテンがお手頃ですが、アルミブラインドも似たような価格帯でした。できれば使いたいと思っていたウッドブラインドはかなり高級品でした。価格帯が概ね分かったので、次はそれぞれの特徴の比較をしてみます。

ドレープカーテン+レース
メリット:風通しがしやすい、出入りがしやすい、種類が豊富、洗濯可
デメリット:カーテンだまりが左右に出る、カーテンレールが格好悪い

ダブルロールスクリーン
メリット:見た目がスッキリ、洗濯可
デメリット:出入りがし難い、風通しが難しい

アルミブラインド
メリット:見た目がスッキリ、羽の角度によって遮蔽・採光の調整がしやすい、風通しがしやすい
デメリット:出入りがし難い、羽に埃が溜まる、絡みやすい、上部に溜まりができる

ウッドブラインド
メリット:見た目が美しい、羽の角度によって遮蔽・採光の調整がしやすい、風通しがしやすい、羽が重いため絡みにくい
デメリット:羽根の重量が重く操作が難しい、出入りがし難い、羽に埃が溜まる、上部に溜まりができる

 我が家のリビングの窓は以下の平面図のようにコンロに開口部が近いため、カーテン溜まりを左右につくると邪魔になります。なので窓の上部に溜まりをつくれるブラインドかロールスクリーンが良さそうです。ただロールスクリーンは風通しや出入りに難があり、普段使いも多い掃き出し窓には少し使い辛そうです。ブラインドは羽の角度次第で道路からの視線を遮蔽することもできますし、採光の調整も容易なため、1階のリビングには良いように思えます。ウッドデッキへの出入りは少し面倒ですが。中でもウッドブラインドは見た感じもよく、出来れば採用したいところですが、価格が高いのと、掃き出し窓くらいのサイズになると、操作性がその自重のせいで悪く、故障もしやすいようです。2㎡までが製作可能範囲だったりする場合も多く、今想定している掃き出し窓の場合だと、二つに分ける必要が出てきてしまいます。というわけで色々考えた結果、今のところアルミブラインドを採用しようと考えています。

掃き出し窓との関係

 

 2階には寝室や子ども部屋など個室があります。一般的には個室や寝室などはカーテンでいいのでしょうが、私はカーテンレールがあまり好きではないので、ロールスクリーンで良いのではと考えています。寝室の場合、日中は別に中を見られて気になるわけでもないですし、夜は完全に閉めきりたいので普通のロールスクリーンで事足りる気がします。個室も同様でレースのカーテンがそれほど必要な気もしませんし、ましてや細かな調整が可能なブラインドも必要ないかなと。
 さて、そんな訳でロールスクリーンを取り付けようと考えている窓が多くなりそうなのですが、実はロールスクリーンの取り付け方法にも種類があり、以下の2種類になります。

 一つは窓枠内に納める天井付けです。窓枠内にすっぽりはまり込んでくれるので、出っ張りもなくすっきりとした見た目になります。ただ、両サイドに少し隙間を設ける必要があるため光漏れがあります。また、上部で取り付く金物とスクリーンが巻かれているロール部分との間にも隙間があるため、そのあたりの見た目が気になります。問題があるとすれば内開き網戸や、滑り出し窓によく付いているオペレーター式ハンドルが室内側に来た場合にロールスクリーンと干渉してしまうので、そこは注意が必要です。
 もう一つは窓額縁の上部の壁に留めつける正面付けです。この場合、ロールスクリーン自体の幅は窓の額縁より少し大きめに設定します。そうすることで光漏れが少なくなります。ロールスクリーン本体がカーテンレールのように窓上につくため出っ張りが出てきます。ただ、正面からの見た目はロール部分が見えているだけなのでスッキリしています。
 まあ、どっちを選ぶかは何かと干渉がなければ、好みの問題なので、どちらでもいいかなと思います。

天井付けの例


正面付けの例

 かなり細かな話になりますが、ロールスクリーンの下端にはウェイトバーと呼ばれる棒状のものがあります。メーカーによって微妙な違いはあれど、ほとんどが円柱状のものです。大半の方がそんなところ気にならないと思いますが、なんとなくこれがもう少しスレンダーな形状だったらいいのにと思っています。色々調べてみるとニチベイミニマルタイプというシリーズがそのような形状になっているようです。もっと様々なメーカーでオプションでそのような形状のウェイトバーを扱っていると思っていたのですが、案外ないものですね。需要がないのでしょうか?不思議です。

一般的なウェイトバー

ミニマルタイプのウェイトバー

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