山田 2022.04.25

Blog「司法書士の役割」私のすまいづくりvol.7

<司法書士>

 土地の契約までは基本的には[売主ー不動産屋ー買主]という関係性で進んでいきますが、土地の決済と登記の際には司法書士さんの協力が必要になります。私の場合は事務所の業務の一つであるコーポラティブハウスを計画する際にいつもお世話になっている司法書士さんを知っていて、今回はその方にお願いしました。
 一般的にはローンを組む銀行指定の司法書士さんにお願いすることが多いと思いますし、そのかたが法外な費用を請求するとも思えませんので、費用の面からは特にどなたでもいいのかなとは思います。ただ、ほとんどの方が不動産の売買については素人も同然なので、信頼のおける司法書士さんがいると精神的に非常に楽になります。
 私も色々と細かなことを相談していましたが、今悩んで数千円から数万円損する得するを考えるより、自宅のプランに時間を使いなさい。と一蹴されたことも。場数をこなしてきたからこそ言える言葉ですし、ありがたかったです。

 さて、登記簿や売買契約書の内容なども司法書士さんに確認してもらい、もう直ぐ決済。というタイミングで思わぬことでつまづきます。土地+建物の住宅ローンは当初から妻との連名で借りようと思っており、決済の際には二人で記名、捺印をする必要があるとは認識していたのですが、土地の契約については私の名前だけで行ってしまっていたのです。全く気にもしていませんでした・・・
 今回の場合、買主の追加をお願いする承諾書のようなものを双方で取り交わす必要があるそうで、口には出しておられませんでしたが面倒そうな雰囲気はだいぶと感じました。やっちゃったなぁ、と思いながらも、不動産屋さんに動いてもらうしかなく返事を待っていたところ、なんと売主さんの方も同じような変更をしたいと申し出があったようで、結果的にお互いがお互いに承諾書をお願いする形になりました。やたらと印鑑を押す書類が多くなり、不動産屋さんが大変そうでしたが、私としては負い目を感じることなく決済に進めることとなったので、ほっとしました。

 ちなみに連名でローンを組む際は確認申請や、工事請負契約も二人の名前で行う必要があるので気をつけないといけません。  
 決済の当日は不動産屋、売主、買主、それぞれの司法書士、銀行の担当者という面々が勢揃いし、書類を慣れた感じでまとめていきます。紙状でお金が行ったり来たりし、必要な書類に捺印し、領収書だけが溜まっていくだけなので、あまり実感もないまま終わってしまいました。

*当記事の記載内容について妥当性・正確性・最新性を保証するものではありません。当記事の利用により生じたいかなる損害やトラブルに対しても、一切責任を負いません。ご利用の際は、利用者ご自身の責任において行ってください。