清原 2022.04.20
Blog書斎があれば すまいの細部を考察する Vol.10
家に帰ってまずすることはマスクを外す。(これは今だけと信じたい)それはおいといて、ポケットから携帯電話を出す、ハンカチとマスクを洗濯機に放り込む、上着を脱ぐ、少しラフな格好に着替える(したりしなかったり)、カバンを置く、手を洗う、カバンから弁当箱を出して台所へ、少し水を飲む。
さて、また明日出勤するときにこれを逆に巻き戻すのです。
近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」によると、帰ってきたらカバンの中身を全部出す、とのこと。そういえば久しぶりに全部出すと古いレシートやらネジやら見覚えのないものやら、いろんなものが出てきます。必要のないものと一緒に毎日出勤しているのだな、と思い知らされます。
その、カバンの中身もそうですが、後で見ないとなぁと思っている何やらの案内状とか、読みかけの本とか、自分の管理下に置くモノたちを一カ所にまとめたい。書斎というほどこもって何かをする訳ではないのでコーナーでいいのです。椅子もいらない。リビングの一角がいい、ちょっと後ろでいい、扉はないほうがいい、そんな場所を何と呼ぶ?
机の高さにカバンをドカッと置き、横に本棚が少しあって、前に展覧会の案内が貼れて、下の引き出しに工具や文房具が入り、読みかけの本・新聞が平置きできる巾750奥行400の自分だけのコーナーが。
書斎で検索を掛けると必ず椅子とパソコンがついてきます。パソコンはみんなで一つなので、オープンな場所にある訳で、そこでは作業はしないのです。息子がベンチの上を自分のもので埋め尽くすのは、使いやすいからですね。そんな場所をリビングに向けて作るな!とお叱りを受けるので、自分の寝室に引っ込めるか、やはり書斎が欲しいと言っているのと同じなのかはさてさて。これは建築でやる話ではないのかもしれません。
なんか片付かないのはこのコーナーがはっきりとしないからではないかと思うのです。積読するのもそのせいだ。ちゃんと位置づけなくてはなりません。こんまりさんのいうように休みの日に一度物を全部並べてみますかね。
すまいづくりに大事な場所だと思います。