山田 2022.03.27

Blog「土地か中古住宅か」私のすまいづくりvol.2

<土地 or 中古>

 不動産を探すにあたり、まずは事業費概算というものがあると目安になります。この概算を算定するにあたっては自身の財政状況や想定している地域での不動産の価格が現実的であるかどうかなど、ある程度下調べをしておかないと想定しづらいものです。

以下が私の場合のざっくりとした概算になります。今回は自身が設計者ということもあり、設計料は見込んでいません。

改装の場合:中古建2000万円+改装費1500万円+諸費用=3500+α万円

新築の場合:土地代1500万円+建物2500万+諸費用=4000+α万円

 改装の場合の中古住宅2000万円というのは、価格帯としては多く出回っていますが、結構手を入れる必要があったり、隣地境界3面がぴちぴちに建て詰まっていて住環境が厳しいものだったりします。改装費用の1500万は1階については全面改装し、断熱改修、耐震補強などを想定しています。2階はほぼ手を入れず屋根もきっとそのままかなと言ったところです。なので、新築同様の性能までは求めることはしていません。

 新築の場合はまず土地の購入費用の1500万円というのが京都市内ではかなり厳しいところです。交通の便が悪く、市内からも遠い地域であれば可能性はあるのかもしれませんが、あまり現実的ではないかもしれません。建物自体は建売などでは1500万円くらいで建っちゃうみたいですが、普通に建てようとすると、そんなことは到底不可能で、坪単価でいくと税抜80〜90万/坪の範囲でいかに費用を絞っていけるかと言ったところです。なので、概算で出している金額もだいぶと希望的なものでしかありません。

というわけで、取り合えずは条件に合う中古住宅を探していくこととします。

※諸費用というのは建築工事費以外でかかってくると思われる費用で、不動産仲介手数料、確認申請料、地盤調査費、登記費用、引っ越し代や家具購入等で、細々したものですが結構かかってきちゃいます。新築の場合は2〜300万円くらいは必要かもしれません。

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