清原 2022.02.10

Blogキッチン吊り戸棚 すまいの細部を考察する Vol.8

壁付けのキッチンに向かって作業しながら一番使いやすい収納高さに何もないことが不思議でなりません。キッチン天板から500くらいは作業に必要な空間なので、空けておかないといけませんが、その1350から一般的な吊戸棚の下端1750までの400。ここが大トロですよ。といつも思っているのですが、システムキッチンにはそこに設置する吊戸棚はないのです。必要な寸法は高さ400、奥行き280。扉は薄い引き違い。棚は固定2段割り(私の好みは扉なしですが)

おしゃれな吊り棚です。

でも、コンロ周りの黄金スペースは油まみれになるので使いません。コンロ廻りに鍋とかお玉とかを吊るしている写真をよく見るのですが、あれ、どうなっているのでしょうか。毎日使うものならいいのだろうか?一週間も吊るしていたらコテコテになりそうなもんですが。というわけでコンロ両脇150を含んだコンロ前900は収納としては使いません。

2400のキッチンならコンロ前900を除いたw1500×h400を日常食器をしまう吊戸棚にしたいのです。昔は水切り棚があったところですね。そいえば最近水切棚見ないなぁ。食洗器が利用されているからなのかな。洗いかごだけでは食器が収まらないので、うちの家では水切棚1段だけ使っています。すぐに拭いて仕舞えば水切り棚は必要ないのですが、自然乾燥派なので、ほったらかしですと水切り籠だけでは足りないことが多いのです。でもある意味その1段はオープンな食器棚だと思っています。でもある時ふと「据え置き式の食洗器が置きたい」となると、高さ500では食洗器が入らないのです。売れ筋商品はh600必要です。あぁもったいない。大トロ半分捨てるようなもんです。

パンチングメタルの水切り棚

そこで、天井高さ2400の上から500普通の吊戸棚、400浅い吊戸棚、200水切り棚(食洗器が来たらこれが飛ばされる)450の空きスペース、850のキッチン。水切棚はパンチングメタルとかの目の細かいものが欲しいですね。スプーン置いても落ちないやつ。でもヘリがないとつるんと滑ってお茶碗落としてしまいそうです。余ったコンロ前は窓を開けたいですが、油まみれで頻繁に掃除しないといけないので嫌われます。ちょっと鍋蓋置くのに窓台が便利なんです。

吊り戸棚だけ家具製作のキッチン