母の住まいを建てる
居間

キッチン・食堂と居間を人繋がりに 家具は全て娘婿さんの製作

外観

外壁はキジバト色の左官仕上げ

東寺

家から望める東寺の五重塔

納戸

杉板張りの納戸

寝室

寝室は畳敷に畳ベット、左はクローゼット

玄関

玄関戸と居間の引き戸を開けると左官塗りの壁がお出迎え

ロフト

畳敷のロフト

設計・施工概要

・工事種別

・所在地

・構造

・規模

・延べ床面積

・施工者

・竣工

住宅の建替え

京都市南区

​木造
2階建て

75.18㎡

時任住宅株式会社
2020年7月

設計プランについて

 表の通りから東寺の五重塔が見える位置にあります。従前の住まいは、増築や改修が繰り返され、耐震性に不安がありました。3人の子どもがそれぞれに巣立ち、うどん屋をともに営んでこられたご主人が先立たれ一人暮らしになられました。お母さんがこれからも安心してこの場所で暮らし続けられるようにと息子さんが建て替えを選択されました。

 東西に細長い変形した敷地に、これまでの暮らし方を引き継ぎながら新しい住まいへの夢を盛り込んでいく作業は、時に母、息子それぞれの主張がぶつかったりしながら長い時間をかけて収束していきました。

 お料理も大好きで娘さん家族もよく集まって来られます。そのため1階はできるだけ広く使えるようにし、将来はその一角が寝室にもなるように水回りを配置しました。2階は寝室と仏間(兼客間)と納戸、ロフトは時々帰省される多忙な息子さんの隠れ家です。

 東寺に近く厳しい景観規制があることもあり、1階の玄関周りは無垢の木を見せた和風のデザインでまとめています。安直に既製品を選ばないという建主親子の考えと、同じ思いを持つ現場監督さんや職人さんのこだわりが細部に感じられる住まいになりました。