ぶどう棚が見守る家
![]() ダイニングからサンルームリビング、広い庭へと伸びやかに外へとつながります 真中に残った体力壁がほどよく空間を分折しています | ![]() 押し入れをなくし、スッキリさせた2階 陽当たりが良く気持ちいい部屋です |
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![]() 地域の憩いの場「棚ぶどう」の名前の由来となるぶどう棚があります | ![]() 階段をすかして作ることで対面キッチンに |
設計・施工概要
・工事種別
・所在地
・構造
・規模
・延べ床面積
・施工者
・竣工
住まいの改修・増築
京都府大山崎町
RC造
2階建
約88.01㎡
北村工務店
2017年10月
設計プランについて
N さんがおばあさんより引き継いだお宅は、庭のとても広い鉄筋コンクリート造のテラスハウスです。N さんは関東圏に住まわれていて、長い休みにこちらに来られるときにのみ使われていました。普段は乙訓医療生協が高齢者の憩いの場として週に2 日ほど借りていて、麻雀クラブやヨガ・絵画教室・食事会などを開いていました。完全に貸してしまうのではなくシェアをするように緩やかに共存されています。
今回の計画では昔のままの窮屈な水廻りを全面改修することを中心に、1 階を少し増築してのびやかな間取りに作り変えました。普段使いではない生活感をなくした開放的なリビングではN さん自身が家族で休暇に来られた時も、地域の憩いの場とするときも、ゆったりと庭を前にして陽当たりの良い空間でくつろぐことができます。階段をまたいだ台所もリビングとのつながりがあり、広がりを与えています。