復活幼稚園
屋上

園庭の南側は平屋建てとし、屋上緑化をしています。

外観

既存の樹木を囲むように建物を配置しています。

玄関建具

欄間部分にはステンドグラスが入り、建具にも色ガラスを使って可愛らしいデザインとしています。ステンドグラスはヴィエンヌステンドグラススタジオによる制作。

玄関ホール

お雛様やクリスマスツリーなど季節の飾り付けもできるくらいゆったりとしたホールになっています。手前に見える柱は北山杉の天然絞り丸太。中田林業さんが手塩にかけて育てたものです。床材はかえで。明るく色白で柔らかな雰囲気をもっています。

保育室1

家具や腰壁も木材で統一して落ち着いた雰囲気を目指しました。床材はくるみ。ウォルナットとも呼ばれ、硬く安定感があります。

保育室2

南に面した明るい保育室。お昼寝をする子どものために奥の部屋は畳敷きにしています。南の庭は小さい子どもでも落ち着いて遊べるように園庭とは区切っています。床材は桧です。明るく柔らかい材料で傷もつきやすいですが、這いずり回ったり、ゴロゴロしたりと床との距離が近い小さい子どもたちにはぴったりです。

階段

正面の丸窓によって階段室全体が明るく照らされています。

ランチルーム

屋根の形を活かした開放感のあるランチルーム。厨房での調理の様子も見られるので、準備を手伝ったり食育の場としても。床材は濃淡がはっきりとした山桜を貼っています。

子どもトイレ

窓から光を取り入れ、床やタイル、扉の色を工夫し明るく楽しげな雰囲気に。出来るだけ子ども達がうきうきしながらトイレに行ってもらえるよう計画しました。

門扉

門扉にはタイルを貼って可愛らしいデザインに。アプローチはレンガ敷きです。

設計・施工概要

・工事種別

・所在地

・構造

・規模

・延べ床面積

・施工者

・竣工

幼稚園の改築工事

京都市北区

RC造

2階建

612.36

田中工務店㈱

2021年3月

設計プランについて

 復活幼稚園はW.M.ヴォーリズによって昭和11年に建設された復活教会と同じ敷地内に建つ幼稚園です。

 新しい園舎は園庭の真ん中にあるトチとイチョウの大木を残し、それを囲むような形でL型に配置しており、西棟を2階建、南棟を平屋建てにしています。西棟には主となる保育室やランチルームを配置し、園庭から午前中の陽が入り込むよう計画しています。南棟は平屋として高さを抑えることで空間的な広がりを確保し、園庭や樹木に十分に光が行き届くよう配慮しています。

 どの部屋からも大木が眺められ四季折々の美しさを満喫できます。遊戯室と礼拝堂の間に増築されていた保育室は撤去し、中庭として整備しました。美しい教会の建物に囲まれた中庭は園庭とつながり、子ども達にとっての新たな遊びの場になります。  

 職員室は玄関に面した建物中央部に計画することで、子ども達の動きを把握しやすく園庭への見通しも良くなるように配慮しています。

 外壁にはレンガタイルや、杉板をアクセントとして使いながら、教会に対して主張しすぎず、全体として落ち着いた外観となることを目指しました。

 内部空間は創建当時の幼稚園のように、木に囲まれ落ち着いた雰囲気を引継ぎたいと考え設計しました。