眺望を求めて建てた住まい
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前面道路よりみた外観 夏にはサルスベリ、冬にはサザンカの花が咲きます。

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眺望の開けた2階の書斎。天井いっぱいの本棚と手前の手すり部分も本棚になっています。

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竣工後にお邪魔したときのひとコマ。 居間に張られたハンモックが快適だそうです。

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竣工間もない居間。吹き抜けを介して2階の窓からも光が差し込みます。

設計・施工概要

・工事種別

・構造

・規模

・延べ床面積

・施工者

・竣工

住まいの新築

​木造

二階建

130.65㎡

村尾工務店

2016年7月

設計プランについて

 職務から解き放たれた大切な時間を自分にとって必要な研究をしながら、2匹の猫たちと快適に暮らす家が欲しい。「良い意味での孤立感」近隣との程良い距離感や静けさ、ゆったりと心地よく暮らすための「日当り」「風通し」「暖かさ」、大学教員のUさんが退職後の住まいに求められた明確なイメージです。

 これらの条件を実現するために、郊外で少し広めの「眺望」の良い土地を探して、ご自身は軽く100件を超える不動産物件を見られたそうです。私たちも土地の選定が設計や資金計画上重要だと判断し、その内の十数件をUさんとご一緒に見て回りました。

 眺望が良い土地は道路より地盤が上がっている場合が多く、擁壁の安全性や盛土の状態、逆に道路より地盤が下がっていって崖のようになっている土地は、崩れる危険性がないかを判断する必要があります。また、高低差のある敷地条件は玄関までのアプローチが階段であったり、あまり郊外過ぎても交通機関や生活施設から離れてしまい、どれも老後を見据えた終の棲家としてはいかがなものかと思っていた矢先、なだらかな丘陵地に開けた閑静な住宅街の中で今回の敷地に出会いました。

 高台ではありませんが、T字路に接する北側の土地で南が道路です。区画割りもゆったりしているため南半分は庭を取れる日当りの良い土地で、地盤が少し上がっているので道行く人の視線もさほど気になりません。2階の書斎からの眺望は思い通りの広がりで、敷地内に残した樹々の花が目を楽しませてくれています。  土地探しは結構大変で、自宅の改装にしておこうかと迷われた時期もありましたが、諦めずに理想に近い土地を求めることができました。打合せを重ねて計画した建物が、これからのUさんの豊かな生活を実現する空間であり続けることを願っています。

一級建築士事務所 企業組合もえぎ設計 
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